留学中の外国語学習テクニック

「留学中にはどのように学習したら語学力は伸びますか?」
よく皆さまからお受けするご相談の一つです。

海外にて生活している多くの方は、「語学を学習する」という目的を持っていると思います。
今回は、私が実際に留学中にチャレンジしたことで、最も効果のあった学習方法をご紹介いたします。

できるだけ外国語を使って生活する

「そりゃー、外国語だけ使ってたら上手くなるでしょうね!」
そう思いのあなた、まさにその通りです。
では、どのように外国語を利用する意識を作り上げるのかをご紹介します。

自分は3歳児だと思え!

皆さまは外国語を話す際には、先に日本語の文章を考え、次にそれを翻訳して話していますよね。
その日本語の文章を考える際に、ご自分を3歳児になったものとして文章を考えて下さい。
そうすることで、必然的にそれを翻訳する外国語も簡単なものとなります。簡単な外国語ならスッとスグに出てきますよね。
言葉自体を簡単なものとすることで、自然と外国語を話すスピードを上げることができます。

また、これは外国語脳を作る基礎にもなります。
簡単に翻訳できるものは、繰り返していくにつれ、翻訳無しで言葉に出てくるようになります。
幼児が言葉を覚えていく過程を、外国語で再現しているとイメージして下さい。
今は3歳児でも、いずれは4歳児、そして小学生、中学生、高校生へと成長していきます!

間違ってもウジウジ気にしない

私たち日本人は、完璧な文章を伝えようと頑張ってしまいます。
適切な単語・正確な文法、もちろん、正しく伝えることはとても大切なことです。
しかし、それが自身の語学学習の妨げになっていることが多くあります。

1.会話はキャッチボール

会話はある程度のテンポやスピードが必要となります。
話し相手もよっぽど要点がずれていない限り、会話として成立します。
今日会話した細かい内容なんて、明日には忘れていることがほとんどです。
間違っても気にしないで、ドンドン話して下さい。

2.聞き取れないのは相手が悪い

外国語を話す時には「自己中心」になりましょう!
自分の話した内容が相手に理解されていない。文法や単語が間違っていたのかな、どうしよう、、、
いいえ、そんな心配しないで下さい。
聞き取れない、意図を汲み取れないのは相手だ!相手が悪い!!
そう思ってジャンジャン話して下さい。
相手が理解できていないのであれば、ゆっくり、一つひとつ文章を短くしたりして、繰り返して相手に伝えて“あげれ”ば良いのです笑

3.外国人だからと開き直る

私たちは外国人ですから、その国の言葉が話せないのは当たり前!
逆に考えて、日本で外国人が少しでも日本語を話してくれると嬉しいですよね。
もし、その外国人が日本語を間違えて話してしまっても、意味が通じればそのまま流すはずです。
話し相手は皆さんが思っている以上に、少しの言い間違いなんて気にしていません。

自分もトクをしよう!

例えば「言語交換」を例に上げると、言語交換では相手が日本語ペラペラなことが良くあります。
あまり上手でなくても、相手は一生懸命日本語を話そうとしてきます。
少しでも日本語を使ってしまうと、ズルズルと楽な方へと甘えてしまいますよね。
しかし、日本語で話すことが当たり前になってしまうと相手ばかりが得をしてしまいます。
少しでも多く外国語を話すようにチャレンジしてみましょう。

友だちと協力する

私が台湾に語学留学していた時の韓国人の友だちは、韓国人同士でも中国語で会話をしていました。

その理由を聞いてみると、

えっ?なんで??
せっかく中国語を勉強するために来ているのに、母国語を話したら意味ないじゃない。

とても印象的な言葉でした。

彼女たちの間で自主的にルールを決めて、学校内や外国人の友だちがいる場合には全て中国語で会話するようにしていたようです。
それにつられて、僕ら日本人も、グループの中に一人でも外国人がいる場合には全て中国語で会話するようになりました。
一人ぽつんといる外国人のお友だちにも会話に入ってもらいたいですよね。
初めは日本人同士で外国語を使ってコミュニケーションをとるということに、恥じらいや戸惑いはありましたけれども、使命感も持てるためか皆さん早々に慣れていました。

自分から率先する

例え日本人同士でもメール(LINEやSMS)のやりとりは外国語を利用する。
会話ではとっさには出てこない言葉も、文章なら考えながらゆっくり作ることができます。
スマホなら単語を調べることも簡単にできますしね。
ただし、他人の文章の丸パクリばかりではダメですよ!不格好でもいいので、あなた自身の言葉で文章を作って下さい。

もちろん、言語交換で知り合った外国人とのメールのやりとりも効果的です。
ドンドン外国語の文章を作っていきましょう!

ウザい人とは付き合わない

皆で中国語を使おうとしているのに、頑なに日本語で話す人がいます。
留学生活で知り合った方々は、同じ目標に進んでいるはずです。
しかし、中には「なんで来たの?」と思わざるえない方々もいます。
あなたの短い留学生活において、第一の目標はなんですか?
せっかく、お金と時間をかけて留学しているのですから、ヤル気を削ぐような方とはできるだけ接触しないようにしましょう。


個人でできることもあれば、友だちの協力が必要なこともあります。
私は特に「3歳児になること」や「メール」で語学力が伸びたことを実感しました。
もちろん、こちらに記載のない学習方法もたくさんあります。
せっかくの留学ですから、外国語を学ぶチャンスを広げましょう!

最後までお読み下さいまして、誠にありがとうございました。
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