出身地:沖縄県
出身校:沖縄県立那覇商業高等学校
高校を卒業後に台湾へ渡航
国立台湾師範大学国語教学センターを経て国立台湾大学に進学
現在、大学在学中
新垣まりこさんの台湾留学体験談(要約)
留学のきっかけと決意
こんにちは、新垣まりこです。私は沖縄県出身で、高校時代に参加したグローバルリーダー育成海外短期研修の経験から、台湾の文化や言語に興味を持ち、高校卒業後に台湾へ留学することを決めました。
台湾を選んだ理由
台湾を選んだ理由は、文化的な魅力と安全な環境です。台湾は沖縄からも近く、親しみやすい文化と人々の優しさが魅力的でした。また、中国語の習得が将来のキャリアに役立つと感じたことも大きな理由です。
初めての海外生活と挑戦
初めての海外生活には不安もありましたが、それ以上にワクワクした気持ちが強かったです。台湾に到着してすぐ、物価の違いや言語の壁に戸惑いましたが、すぐに慣れていきました。最初の数ヶ月は特に金銭面での苦労がありましたが、その経験も自分を成長させる大切な学びとなりました。
語学学校での学び
最初は国立台湾師範大学の国語教学センターで中国語を学びました。ゼロからのスタートでしたが、毎日の授業や現地の人々との交流を通じて、徐々に自信がついていきました。中国語の聴き取りや発音には苦労しましたが、独自の学習方法として、考えていることを中国語で独り言のように話す練習を続けました。
台湾での生活と交流
台湾での生活では、多くの外国人留学生と友達になることができました。異なる文化背景を持つ人々との交流はとても刺激的で、視野が広がりました。また、台湾の文化や食べ物にも魅了され、特に夜市での食事は楽しい思い出となりました。地元の友達とはSNSで連絡を取り合い、寂しさを乗り越えました。
大学進学の準備と決意
語学学校での学びを経て、国立台湾大学に進学することを決めました。準備期間は大変でしたが、サポートを受けながら無事に進学できました。大学では中国語のさらなる習得とともに、台湾の歴史や文化について深く学びました。
未来への展望
台湾での大学生活を通じて、多くのことを学び、自分自身を大きく成長させることができました。将来的には中国語を活かし、国際的な舞台で活躍することを目指しています。台湾での経験が私の人生に大きな影響を与えました。
特別な体験と学び
台湾での特別な体験の一つは、台北での生活です。台北の都市生活は刺激的で、毎日が新しい発見の連続でした。また、台湾の人々の優しさに触れるたびに、この国で留学して良かったと感じました。
メッセージ
留学を考えている皆さんに伝えたいのは、考えすぎずに一歩踏み出してみることの大切さです。不安なことも多いかもしれませんが、楽しむ気持ちを持って挑戦してください。留学後も楽しむことを忘れずに生活すれば、素晴らしい留学生活を過ごせると思います!
私の台湾留学体験が、これから留学を考えている皆さんの参考になれば嬉しいです。留学は新しい世界を開く素晴らしい経験です。少しでも興味があるなら、ぜひ挑戦してみてください。
対談インタビュー(全文)
早速ですけれど、台湾への留学を決めたキッカケをお聞かせください。
そのプログラムでは、沖縄県内の専門高校生(商業、農業、工業高校の学生)らが台湾へ研修へ向かい、実際に自分の目で台湾の産業、文化、そして歴史等を学びます。
私も高校生の頃に参加しましたよ!台湾の各研究施設での研修だけでなく、地元高校生らとの交流会も当時の私には新鮮でした。
そのプログラムは、これまでの日本・沖縄と台湾の友好関係を私たち(次世代)へ引き継ぎ、そして更なる発展へ導くことを目的としています。
私は参加したことで、台湾に物凄く興味を抱くようになりました。
それがキッカケで、実際に台湾に住んで中国語を始め、台湾文化を学び、将来は沖縄と台湾を繋ぐ国際的な人材になれるようになりたいと強く思いましたね。
今現在も、台湾にてこの目標に向けて勉強の毎日です。
ただし、生活費(家賃や食費)等、金銭面において少し苦労しました。
ちょっと誤算してしまったようです。台北の物価の高さをちゃんと知らなかった、そして、お金の価値(台湾元)に慣れるのが遅かったことに原因があったなーと感じています。
日本の物価の感覚でしたら、夜市のご飯はお安いと思います。しかし、実際台湾人の平均収入で計算するとそうでもないんです。
台湾でアルバイトしても、日本のアルバイトしていた時の給料の半分くらいですので…
おかげで親の有り難みを深く知ることができました。
語学や文化の知識だけじゃなく、人として一皮むける気がします。
教科書の一冊目の一課から、本当に初歩の初歩からのスタートしました。周りも始めて中国語を勉強し始める方ばかりで、同じ苦難を乗り越えて多くの外国人の友達もできました。
語学学習の最初は、比較的スムーズに伸びていき上達を感じます。私、最近中国語が上手になっているな♪と実感するほどです。
とても努力されていたのを覚えています。
しかし、ある一定のレベル(中級あたり)になると、その感覚が次第に無くなっていきました。
「周りの皆は中国語が上手いのに、私だけ進歩してない」なんて思うことも多々ありました。語学スランプ時代は辛かったです。しかし、それも今思えば中国語のレベルが上がってきているからだったのでしょう。文法や日常単語をひと通り学習し終えたら、後はひたすら新しい単語を学習するだけですからね。ある程度のレベルに達した後は中国語が上達していくという実感がすぐに沸かないのも仕方ないことだと思います。
始めの頃より成長を感じることができなくて悩まれる方は、実はとても多いです。
その間、中国語の検定でも上級に合格することができ、台湾で大学へも進学できましたから本当によかったです。
クラスメイトは全員外国人ですが、今まで語学学校にて一緒に頑張ってきた外国人とは全く違いました。
彼らの中国語の上手さに本当に圧倒されましたね。中国語レベルがネイティブな台湾人と同じくらいです。
最初は、授業内に提出しなければいけない課題も私だけ終わらせることができず、一人置いてきぼりな感じがして本当泣きそうでした。
学校が始まったばかりなのに既に落胆してしまい、この先あと4年間もあるのに、ちゃんとついていけるのか、卒業できるのか、とにかく不安でいっぱいでした。
実際に大学進学後に大学を辞めてしまった日本人は少なくないですからね。
ですが、そこはクラスメイトや先生が優しく私を励ましてくれたり、時には助けてくれたおかげで乗り切れました。
しかし、台湾人と同じ授業(選択科目)は台湾のエリートばかりですから、レポートやテストの緊張感は未だにあります。
大学生活の最初の1年間は楽しむ余裕は正直ありませんでした。大学2年生から勉強の要領とか、レポート等の課題の内容に慣れてきたので、少し余裕ができましたね。その頃から大学のサークルにも参加したりと、大学生らしい日々を送ることができました。
私は元々沖縄に戻って就職し、台湾と沖縄を繋げる為に役立つ仕事がしたいと考えていました。しかし、これまでの台湾での経験、いろんな方との出会いの中で、海外で働く日本人に刺激を受けています。
日本人として、海外の社会に役立てるのもいいのかなとも思うようになっています。
まだ将来に対する明確な目標が見えてない状態でもあります。あと約2年間の大学生活にて、もっと様々なことを吸収しながら、きちんと大学を卒業して、自分の本当にやりたいことを見つけます。
まだ見ぬ将来の目標を成し遂げれるように、これからも下地作りを頑張っていきます。
ご自身でも常に新しい情報を収集しておきましょう!
特に、すぐに大学進学を目指す方は、中国語検定の情報もしっかり把握してください。多くの大学では、中国語検定の取得が大学申請時に必要な条件に含まれます。
また、留学中にはいろいろ遊ぶことも大切です。余裕がある方は、台湾から様々な国へ観光することもいいと思います。
勉強も大事ですけれど、やっぱり自分自身が楽しまないと後々しわ寄せがきます。
せっかくの海外ですから、日本にいる頃以上に積極的に活動していきましょう。
最後は台湾に留学してよかったと心から思えれば何よりです。
共に頑張りましょう!
まりこさんのお話は、大学進学を目指されている方の参考になると思います。
引き続き、台湾生活を楽しんでくださいね!
その後、まりこさんは国立台湾大学を卒業され、日本の大手企業へ就職いたしました。
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